JR山手線目黒駅(品川区上大崎2)のホームで8月28日、「ホームドア(可動式ホーム柵)」の運用が開始された。
ホームドアは、ホームでの事故防止を目的とするもの。すでに首都圏の私鉄や地下鉄などで導入されているが、JRの在来線における設置は6月の恵比寿駅に次いで2番目。
恵比寿駅、目黒駅での先行導入後、技術的な課題、列車運行における影響などを検証し、2018年春までに山手線の全29駅への設置を目指す。山手線全駅への整備費用は、今年3月の時点で500億円程度を見込む。
目黒駅を利用している87歳の主婦は「接触事故の心配が減り、安心してホームを歩けるようになった。旅行が趣味なので、山手線だけでなく全国の駅にも設置が増えていけばうれしい」と話す。