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芝浦にワークショップスペース-広告制作会社が自社ビル建て替えを機に開設

画像提供/Forward Storoke Inc.「SHIBAURA HOUSE」の設計は、金沢21世紀美術館の建築でも知られる妹島(せじま)和世さんが手掛けた

画像提供/Forward Storoke Inc.「SHIBAURA HOUSE」の設計は、金沢21世紀美術館の建築でも知られる妹島(せじま)和世さんが手掛けた

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 JR田町駅近くの旧海岸通りに7月4日、ワークショップスペース「SHIBAURA HOUSE(シバウラハウス)」(港区芝浦3、TEL 03-5419-6446)がオープンした。

過去に行われたワークショップの様子

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 運営は、広告制作などを行う広告製版社。現在は、同ビル4階にオフィスを構える。

 60年の社歴のうち、40年は芝浦に社を構えてきた同社。「古くなった自社ビルの建て替えを機に、地域の皆さまと“つながれる”場所として、ワークショップスペースを開設した」と同社社長の伊東勝さん。

 同ビル1階は、「リビング」と呼ばれる利用無料の共用スペース。時期によっては展示や物販も行う。カフェスペースとしても利用可能で、オーガニックコーヒーなどのドリンクを販売。火曜・木曜は11時30分~13時、弁当を販売する「ランチマーケット」を開いている。

 そのほか、Wi-Fiや電源があるデスクスペース「ラウンジ」(2階・3階)や、200インチのプロジェクターや音響設備を備えた多目的スペース「バードルーム」(5階)も。ワークショップの多くは「バードルーム」で行われる。

 「リビング」「ラウンジ」「バードルーム」は、いずれも貸し出しも行う。利用料金の目安は、リビング=1日3万円、ラウンジ=1時間600円(その後1時間ごとに100円追加)、バードルーム=1日1万8,000円。営利・非営利によって料金は異なる。

 伊東さんは「芝浦は企業が多く働く人の街という印象が強いが、マンションも多く、たくさんの家族が暮らしている。平日は会社員のみなさんに通勤途中で気分転換をしてもらえる場所、休日は子どもと一緒に楽しめる場所になれるようにワークショップを企画したい。遠方からも近隣からも人が集まり、コミュニティーが生まれる場所になれば」と期待を込める。

 次回の展示「空気の器 ワークショップ2011」は9月5日から開催(予約不要)。このほか、参加申し込み型のワークショップを随時開いており、申し込みは公式サイトで受け付ける。

 現在、「リビング」では、詩人・谷川俊太郎さんの「はだか obla()t(オブラート)展」を開催している。入場無料。今月27日まで。

 営業時間は9時~21時(土曜は17時まで)。日曜・祝日定休。

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