旧東海道品川宿エリアで9月9日より3回にわたり、食べ歩きイベント「旧東海道品川宿 喰(く)いだおれナイト」が開催される。
第1弾は9日に立会川・鮫洲、第2弾は15日に青物横丁、第3弾は22日に新馬場・北品川で開催する。600円×3枚つづりの前売りチケット(1,800円)で、1チケット(600円)で参加飲食店が用意する「ワンドリンクと店の逸品」を楽しめる仕組み。内容は、「前菜の盛り合わせとグラスワイン」「その日だけのオリジナルパンと飲み物、お土産付き」など店舗によってさまざま。全エリアで70店舗の飲食店やパン店、洋菓子店などが参加する。
同イベントを企画したのは、品川人力車主宰で、しながわ街づくり計画(品川区)の佐藤亮太さんと立会川駅前通り繁栄会の神通清一郎会長。品川区商店街連合会の講習会に出席した際、柏で成功している食べ歩きイベント「ユルベルトKASHIWAX」を紹介されたことがきっかけとなった。今年5月に行われた同イベントを視察し、イベントの実行委員会会長や全国商店街支援センターなどへの相談などを経て開催にこぎ着けた。
「震災後、飲食店は大打撃を受けた。このイベントをきっかけに街の活性化につながれば」と佐藤さん。今回のように、立会川・鮫洲エリアから北品川までのエリアが一体となって行うイベントは初めて。「いつも人力車を引いているエリアなので、店主さんとは顔なじみ。イベントも誘いやすかった」とほほ笑む。
参加店舗にとっては新規顧客を得る機会。「いつも仕事が終わって駅に直行する会社帰りの皆さまにぜひ利用いただきたい。今後は春と秋に開催していく予定。地域全体の年中行事として継続していければ」と話す。当日は佐藤さんも人力車を引き、イベント参加者を無料で乗せて盛り上げる。
前売りチケットは参加店舗で販売するほか、品川宿交流館(月曜を除き10時~16時)、青物横丁宝くじ売り場横(平日の8時~9時30分、18時~20時)で販売。メールでの予約も可能。当日券は700円×3枚で2,100円。
開催時間は12時~24時(各店舗によって異なる)。