品川区は11月20日、地方自治法施行60周年記念総務大臣表彰を受賞した。同日、東京国際フォーラム(千代田区)で開催された記念式典に、濱野健品川区長が参列。式典には、天皇皇后両陛下もご臨席された。
同賞は地方自治法施行を記念したもので、自らの創意工夫によって優れた施策を実施し、地方自治の充実発展に寄与した市区町村を表彰の対象としている。
品川区は、学校選択制や小中一貫教育を柱とした教育改革「プラン21」の推進、多様化する就労形態に対応できる延長夜間保育や幼保一元化施設の開設などの子育て支援サービスの充実など、さまざまな施策を実施している。そのほか、区内全小学生に緊急通報装置を配付し、緊急通報時には近くの協力者が子どもの安全を見守る「近隣セキュリティシステム」などを実施。全国に先駆けて地域の実情に即した施策の展開が評価された。
濱野健品川区長は、受賞について「大変名誉なことと感じている。故・高橋区長のご尽力と、品川区議会のご協力、そして何より区民の皆様のご支援があったからこその受賞と感謝している。今後も時代の変化に対応した、よりよい施策の展開に知恵をしぼり、チャレンジしていきたい」と話している。