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白金高輪にアウトドア派向けシェアハウス-入居者同士の交流図る

「シェア高輪TENTMENT」のリビング

「シェア高輪TENTMENT」のリビング

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 東海大学高輪キャンパス近くのシェアハウス「シェア高輪TENTMENT(テントメント)」(港区高輪1)で3月11日、入居が始まった。

「シェア高輪TENTMENT(テントメント)」の共用キッチン

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 事業主は安田不動産(千代田区)。もともとは他社の社員寮として賃貸していた物件だが、その利用が終了。広い共用スペースがあり、コミュニケーションを取りやすい造りだったことから、シェアハウスとしてリノベーションすることが決まった。同社にとってシェアハウスの企画は初となる。

 コンセプトは「アウトドア」。担当の小式山勝さんは「アウトドアは、複数人でハイキングやバーベキューを楽しむというスタイルが多い。みんなで何かを共有することが、シェアハウスの考えに通じると思った」と話す。「シェアハウスでは、共通の話題があれば会話の糸口がつかみやすくなるはず。入居者の輪に溶け込めるかどうか、そんな不安を和らげることができれば」とも。

 最大の特徴は、一般的なシェアハウスの機能に加え、「アウトドア」の要素を取り入れた点。屋上にテントを張れるテントテラスや同物件の外壁に設置したボルダリングウオールほか、自転車などのメンテナンスや工具を収納するクラフト&ストックルームを用意。さらに、平日はアウトドアに関する質問を受け付けるコンシェルジュデスクが常駐する(土日になる場合もあり)。

 家賃は6万5,000円~14万5,000円。部屋は、広さや家具の有無で4タイプに分かれる。共用設備はリビング、キッチン、シャワーブース、ランドリー、シアタールームなど。2月18日に申し込み受け付けを始め、わずか3週間で50戸のうち45戸の入居が決まったという。

 今後について、「物件を用意したから終わりではなく、入居者のコミュニケーション促進のためにアウトドアに関するさまざまなサービスを提供できれば」と小式山さん。「すでに『面白いアイデアだ』と好評を頂いており、反響次第では新たなシェアハウスを展開する可能性もある」と力を込める。

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