積水ハウス(港区)は1月8日、旧ソニー本社跡地(品川区北品川6)に建設予定の「御殿山プロジェクト」のコンセプトを発表した。
同施設のコンセプトは「『緑』『街』『人』をつなぐ『邸宅のようなオフィス』」。周辺の街並みにマッチした低層構成で、高さより横への広がりを重視した設計となっている。A、B、Cの3ブロックに分かれており、建物同士は回廊でつながっている。総敷地面積は約2万5,100平方メートル。
地上9階、地下1階建てのAブロックは、オフィスと店舗が入居する。主にオフィスを中心に利用予定で、地上には庭園、屋上にはテラスを設け、緑化を積極的に推進する。テナント、オフィスビルとしては基準階の床面積で日本最大級となる予定。
Bブロックは、周辺環境に配置した地上3階地下2階建ての低層構造りで住居棟となる。全面に緑あふれるバルコニーを設置。
Cブロックは地上11階建てで、コンパクトな多機能オフィスとしてフロア貸し、一棟貸しなどのさまざまなニーズに対応。「住まい」を意識した邸宅のような外観で、バルコニーやテラスのほか、屋上に庭園を配置する。
同社は「御殿山は、都心の中で最も勢いのある商業ビジネスゾーンのひとつとされる『品川駅』『大崎駅』の徒歩圏内に位置する。このプロジェクトは、御殿山の豊かな緑を取り入れ、にぎわいあふれる空間を目指す予定」と話す。
着工は2009年、竣工は2011年の予定。