新馬場駅近くのラジコン戦車アトラクション施設「パンツァーウォリアーズ」(品川区南品川1)が、新たな「戦車兵」を募集している。
同施設は8年前に神田で誕生。末広町、恵比寿と場所を移し、2012年7月1日に新馬場へ移転。ビルのワンフロア(約18坪)を借り、改装した。「以前の場所は部屋が狭く、広々したところでプレーしたかった」と話すのは、発起人の森正道さん。
森さんは「パンツァーフロント」という戦車ゲームに夢中になっていたころ、「もっとリアルな対戦を楽しみたい」と思い、バトルシステムが搭載されたラジコン戦車を購入したという。
当初は自宅でプレーしていたものの、壁紙が剥がれるなどの被害が発生。大人数で楽しみたいという欲求をかなえるべく、専用施設のオープンに至った。「ゲームでは起こらない予測不可能なハプニングも魅力」と、戦車ゲームの魅力を語る。
対戦は30平方メートルのフィールドで行う。木や橋などの障がいを設け、戦場を再現するためにスモークをたくなど、演出にも工夫を凝らす。
プレーヤーは、アメリカ軍とドイツ軍の各4台に分かれて対戦。実際の戦車の操縦方法を忠実に再現し、1台に対して操縦士と砲手の2人が担当する。操縦士はコントローラーで車体を操縦し、砲手は敵を砲撃。3発被弾させると戦車が動かなくなるシステムで、全滅させたチームにポイントが加算されるルールだ。
森さんは、約8年前からこの設備やシステムを1人で用意。「戦車1台は15~16万円なので、総額で数百万円はかかっている。お酒もやめたし、自家用車も売った」と笑う。
プレーは無料で、誰でも参加できる。現在は愛好会のメンバー5~6人で、月1回程度の定例ゲームを開催。森さんは「たくさんの人に面白さを知ってもらいたい」と話す。
今後の目標について、「新たに『戦車長』を設けたいと思っている。そのためには新たな兵士が必要」と森さん。「未経験者も大歓迎。公式サイトに掲載しているアドレスにメールをくれれば」