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武蔵小山で「ムサコのたけのこ祭り」-巨大鍋でタケノコ汁3333杯ふるまう

巨大鍋で作られたタケノコ汁

巨大鍋で作られたタケノコ汁

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 武蔵小山駅前のロータリー一帯で4月21日、「第2回 ムサコのたけのこ祭り」が行われた。

タケノコ汁を作る笠原シェフ

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 同イベントは、武蔵小山商店街連合会が主催する「ムサコフェスティバル」の一環。同エリアは江戸時代、タケノコの産地として知られていたことから、タケノコを通じたまちおこしを目的に企画された。

 2回目となる今回は、会場内に計11軒の屋台が出店。タケノコを提供する千葉県大多喜町の物産展や武蔵小山のご当地キャラ「たけ丸君」のグッズ販売、ハイサワーでおなじみの「博水社」(目黒区)など、地元企業3社も参加した。

 「初開催となった昨年は、約3,150杯のタケノコ汁が2時間でなくなるほど、大盛況に終わった。今年は参加者に振る舞う量を増やし、『美味美味』の語呂合わせで3,333杯を用意する予定。タケノコ汁以外も楽しんでもらえるよう、屋台の数を大幅に増やした」と、実行委員長の金田臣二さん。

 当日は、直径2メートル深さ1メートルの巨大鍋を使用。タケノコ汁の具材は、大多喜町産のタケノコ約200キログラム、豚肉と大根を60キログラム、長ネギ40キログラム、ゴボウ30キログラム、エノキ15キログラムを使った。

 調理は武蔵小山出身で日本料理店「賛否両論」(渋谷区)の笠原将弘シェフが担当。「正直、前回は探り探りの部分があった。昨年の経験を踏まえ、今年はよりおいしい状態で提供できる」と力を込めた。

 今年もタケノコ汁を楽しみに多くの人が列を作った。タケノコ汁を食べた50代女性は「タケノコがたっぷりと入っていて、とてもおいしい。冷えた体が温まる」とほほ笑んだ。20代男性は「おかわりしたい」とも。

 金田さんは「イベントを通じて、タケノコとムサコのつながりを初めて知った人も多い。もっとアピールしていかなければ」と話す。「次回の開催は未定だが、なるべく継続していきたい」とも。

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