JR大崎駅(品川区大崎1)から発車した山手線車両内で7月15日、「暑さを脱出せよ! 絶対に見つからない!? 爽快 DRY RICKEY BAR」が行われた。
同イベントは、キリンビール(中野区)が7月16日に発売したアルコール飲料「DRY RICKEY」のPRの一環。山手線の車両一編成を貸し切り、「大崎駅発、大崎駅行き」のノンストップ車両を運行した。
車内では、暗号やパズルを解いてゲーム会場から脱出する「リアル脱出ゲーム」とのコラボレーション企画を実施。第1ステージの4号車では、問題を解決できた参加者から順に第2ステージの5号車へ移動。5号車で出題された問題をクリアしたら脱出成功となり、6号車に特設されたバー車両で「DRY RICKEY」を味わえるというもの。
当日は抽選で選ばれた32人がゲームに参加。14時50分の発車と同時にゲームがスタートし、参加者は車内に隠されたヒントを探したり、相談し合ったりした。途中、池袋駅ではドアを開閉せずに車両がいったん停止。ホームでパネルによるヒントが提示される場面も。
ゲーム終了の15時25分には、参加者全員がバー車両へ移動。問題の解説が行われ、「なるほど」「そうだったのか」などの声が挙がった。最後に、同社マーケティング部商品開発研究所所長の田山智広さんが「脱出ゲーム、お疲れさまでした」と乾杯の音頭を取り、参加者同士で祝杯が挙げられた。
ゲームに参加した20代のカップルは、「車両内で行うことは知らされていなかったので驚いた。リアル脱出ゲームの魅力は、問題を解いたときの爽快感。お酒がよりおいしく感じる」と笑顔を見せた。「普段からゲームに参加しているが、電車の中という貴重な体験が味わえた。またこのようなイベントがあったら参加したい」とも。