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品川で建築土木デザインコンテストの現地調査-再開発エリア対象に

高さ1メートル50センチの道路を頭がぶつからないように歩く

高さ1メートル50センチの道路を頭がぶつからないように歩く

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 ソフトウエア開発を手掛けるフォーラムエイト(港区港南2)が7月26日、「VRまちづくりシステム体験セミナー」を開催した。

講師の傘木宏夫さん

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 同セミナーは、「Virtual Design World Cup 第3回 学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド ~BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う!~」の参加者を対象としたワークショップ。コンテストは同社が提供する3次元バーチャルリアリティーソフトウエアを使って、指定された条件の下で都市計画を制作する。

 当日は講師にNPO法人「地域づくり工房」(長野県大町市)の傘木宏夫さんを招き、同コンテストの課題対象地域でフィールドワークを実施。課題対象地域は、山手線新駅構想がうわさされる再開発エリアや線路・車庫エリア、芝浦水再生センター(港区港南1)北側の敷地。

 参加した学生たちは、芝浦水再生センターの上部に位置する芝浦中央公園や泉岳寺駅周辺を歩いて調査した。泉岳寺駅の北に位置し、タクシーの車名表示灯が天井に触れてしまうことから、「ちょうちん殺しのガード下」と呼ばれる高さ1メートル50センチのトンネル内に入り、頭を傾けながら進む場面も。

 傘木さんは「成人の歩行が困難なほど天井が低いトンネルや、下水処理場から漂う臭気など、地図を見ただけではわからないことがたくさんある。品川駅周辺は、下町があったりオフィス街があったり、非常に多様性がある地域。多くの人にとってさまざまな役割を持つこの街をどのように再構成するか、学生たちの意見が楽しみ」とコメントする。

 同コンテストへのエントリーは9月30日まで。現在、海外から24件、国内から6件のエントリーがある。作品の応募は10月10日まで。表彰式は11月21日。

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