品川駅港南口近くの「コクヨ エコライブオフィス品川」(港区港南1)で8月19日、「Tokyo Motioncontrol Network(仮)キックオフ」が開催された。主催はTokyo Motioncontrol Network(仮)事務局。協力はエコ+クリCafe。
「AIR SHODOU」を披露するシステムフレンド(広島県広島市)
同イベントは、Kinectやインテル Perceptual Computing SDK、Leap Motionなどの3D認識技術に携わるネットワークを形成し、業界を活性化することが目的。同技術の開発者やデザイナー、プランナー、ユーザー、ユーザー予備軍らが参加した。来場者数は約80人。
3D認識技術とは、赤外線やカメラなどを使って3次元で対象を捉える技術。さまざまな分野で応用可能で、現在はゲーム機などの形で一般に普及している。
同事務局の伊藤武仙(たけひさ)さんは、「技術の進歩によって、まるでSF映画のような世界が現実になりつつある。しかし一方で、『どのように応用すればいいのか』という疑問もあり、議論の必要性を感じた。イベントを通じて業界の垣根を越えたネットワークをつくり、3D認識技術の可能性を探っていけたら」と話す。
当日は7組がデモンストレーションを行い、医療や広告、アートなどのアプリケーションを披露した。イベント終了後は懇親会も開催。参加者は気になった製品を実際に試したり、同技術の応用について意見交換したりした。
参加した女性は、「アイデアを発表したり、他チームの研究結果を見たりするのは、開発者にとって大きなモチベーションになる。次回開催までにさらなる改良を加え、またデモンストレーションを行いたい」とコメント。
次回開催は9月26日。