品川の住宅街にアートギャラリー兼ゲストハウス「gallery201」(品川区北品川6、TEL 03-3473-5222)がオープンして間もなく2カ月がたつ。オープン日は昨年11月23日。
オーナーの櫛田潤さんは「私自身も個展を開くことがあったが、東京ではとても費用がかかる。金額がネックで発表の場を諦めざるを得ないアーティストを応援でき、さらに地域貢献できることを考えた結果、アートギャラリーの開業を思いついた」と話す。
施設面積は約19坪。ギャラリーではコンセプトショップも含め、アーティストの展示作品に合った雑貨なども販売。毎月テーマを決め、櫛田さんとショップオーナーの斯波佳与子さん、出展アーティストの3人がコラボして一つの空間を作り上げることを目指しているという。
併せて、地方から上京するアーティストの負担を軽減できるよう、ゲストハウスも完備。アーティストは企画展の会期中に宿泊できる(料金は非公開)。
「このギャラリーをきっかけに世に羽ばたくアーティストが生まれたら、とてもうれしい」と櫛田さん。今後の展望については、「以前滞在していたアメリカでは、アートが日常生活に溶け込んでいた。日本でアートというと敷居が高く感じられがちなので、その壁を払しょくしていきたい」と意気込む。
ギャラリーの利用料金は無料で、出展は要審査。常設展は14時~18時(土曜・日曜は12時~17時。時期によって変動あり)。月曜・火曜・水曜定休。企画展は会期により異なる。