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トーク企画「地域密着メディア運営のホンネ」、品川圏の媒体運営者が集い開催

トークイベントの様子

トークイベントの様子

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 品川経済新聞(以下、品経)を運営するノオト(港区高輪3)は2月12日、社内多目的室でトークイベント「地域密着メディア運営のホンネ」を開催した。

地域メディアについて話す小竹さん(右)と黒滝さん(左)

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 読者と直接コミュニケーションを図る「品経文化センター」の第7弾となる同イベント。毎回異なるテーマを設定し、経済やビジネス、カルチャーのエキスパートを迎え、トークを中心に読者とコミュニケーションを図る場を展開している。

 広域品川圏の地域メディア関係者が顔を合わせた今回。インターネット・メディア「武蔵小山新聞」の金川勝己さん、ケーブルテレビ品川の番組「商店街大好き」を手掛ける品川区商店街連合会事務局の黒滝陽子さん、地域フリーペーパー「まるまるっと」発行人の小竹恵美さんをゲストに迎えた。進行は品経・宮脇淳編集長。一般参加者は20人。

 トークイベントは「メディアをはじめたきっかけ」や「ネタ探しの方法」「紙とウェブ、音声、映像の違い」「収益モデル」などをテーマに、座談会形式で行われた。

 地域メディアの強みともいえる日々のネタの見つけ方について、金川さんと小竹さんは「その地域に住んでいるので、人のつながりからネタを得ることが多い」と回答。一方、黒滝さんは「最初は自分の足で全て探していたが、それだけでは限界があった。最近はフェイスブックの投稿からも拾っており、バランスを取っている」と話す。

 質疑応答には葛飾経済新聞の榎昭裕編集長も参加。葛飾と品川の地域メディアの違いなどをざっくばらんに語り、会場を盛り上げた。

 品経・宮脇淳編集長は「おそらく、トークの中で最大の関心事は地域密着メディアの収益構造だったと思う。インターネットマガジンやフリーペーパーはどうしても広告収益がメーンで、情報発信そのものがキャッシュを生み出すのは難しい。メディア運営を一つの旗印として本業の案件獲得につなげたり、地域貢献によってコネクションを太くしたりするなど、今すぐ換金できない地道な価値づくりの大切さを再認識した」と話す。

 イベント終了後は懇親会を実施。参加者からは「ローカルネタを取り上げることの面白さが分かった」という声も上がった。

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