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田町駅前「TSUTAYA」が全面改装 カフェとラウンジ併設の新業態

「TSUTAYA 田町駅前店」の1階店内

「TSUTAYA 田町駅前店」の1階店内

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 田町駅三田口(西口)正面の「TSUTAYA 田町駅前店」(港区芝5、TEL 03-5419-1919)が7月29日、リニューアルオープンした。運営はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区)。

「TSUTAYA 田町駅前店」の2階ラウンジ

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 2005(平成17)年のオープン以来、全面的な改装は初めて。DVDレンタルフロアのほか、書籍の販売フロアを新設し、カフェとラウンジを併設する。「TSUTAYA」ブランドの店舗でカフェ・ラウンジ併設型の業態は全国初。「函館 蔦屋書店」(北海道)などでの店長経験を持つ中岡亮時さんが店長を務める。

 コンセプトに「INSPIRE&Botanic」を掲げ、「刺激的な出合いがある居心地の良い空間」を目指すという。1階に書籍・文具・雑貨フロアとカフェ、2階に書籍フロアとレンタルフロア、ラウンジを設ける。店舗面積は1階・2階を合わせて176坪。席数は、1階カフェ=40席、2階ラウンジ=70席。

 広報の元永純代さんは「リモートワーク推進の状況下で、リアル店舗が提供できることを追求した。ブックカフェ併設店の運営や本社のオフィスづくりに取り組む中で得た、知的生産を上げる空間づくりのノウハウを活用している。また、オフィス街である田町エリアには、女性ワーカーの過ごしやすい場のニーズを感じた」と話す。

 販売書籍は約3万5000点。「ワークスタイル」「雑誌」「文学」「コミック」「旅」「美・食・健康」「育児・キッズ」といった独自の分類で配置する。雑貨は「蔦屋書店」で販売する人気商品から、文具やコスメなど日常的に使用するアイテムを選ぶ。2階のレンタルフロアはDVDのみ約4万点をそろえる。購入やレンタルには、各階にセルフレジを導入する。

 1階カフェには、購入前の書籍持ち込みが可能。ドリンクメニューは、コロンビア産の豆をシングルオリジンで使うドリップコーヒー、アイスコーヒー(250円~)、ガーナ産カカオを使うモカ(420円~)、「濃厚チョコラマニア」(580円)、「モカバナナシェイク」(680円)、「フルーツティーソーダ」(480円)、「ハーブティー」(380円)、生ビール(450円~)などを提供する。フードは「MAISON KAYSER(メゾンカイザー)」(高輪1)のパンなどを販売する。店外の専用カウンターからテークアウトのみの利用もできる。

 2階ラウンジは、ビジネスパーソンからファミリーまで、幅広い層の利用を想定する。ソファ席やテーブル席のほか、打ち合わせスペースやウェブ会議用ブース、喫煙室を併設。フリードリンクとスナック、自由に読める雑誌や書籍、プリンター、シュレッダー、ロッカーなどを用意する。利用料金は、8月31日まで30分=300円、1時間=500円、延長30分=250円、1日=2,000円(価格は全て税別)。

 「在住、在勤の方が何度でも来たくなる場を目指したい。仕事やプライベートに前向きになれるような、日々の生活の『もう一歩先』を提案できたら」と店長の中岡さん。「地域の方とつながりを深め、ラウンジを使ったイベントなども企画していきたい」と意気込む。

 営業時間は7時~23時(当面は22時まで)。8月31日まで、「カフェでドリンクを購入するとラウンジが30分無料」または「ラウンジを利用するとカフェドリンクが全品3割引き」のサービスを利用できる。

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