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勝島運河沿い「しながわ花海道」でコスモス開花 「オリパラ花壇」のサルビアも見頃へ

「しながわ花海道」のコスモス

「しながわ花海道」のコスモス

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 品川・勝島運河沿いの「しながわ花海道」(品川区東大井2)で、コスモスが咲き始めている。

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 しながわ花海道は、立会川商店街と鮫洲商店街が中心となって2002(平成14)年に設立した「しながわ花海道プロジェクト」(南大井4、TEL 03-5763-9566)で定めた区画の一つ。全長2キロにおよぶ勝島運河の土手に、1.5メートル四方の約1200区画を用意する。2016(平成28)年にNPO法人化し、環境整備を進めてきた。

 コスモスは7月上旬から中旬にかけて種まきを実施した。9月16日朝の花海道では、コスモスのほかサルビアやマリーゴールド、ヒマワリなどが咲き、ランニングや犬の散歩を楽しむ地域住民の姿が見られた。

 同NPO理事の永尾章二さんは「まだ0.5分咲きといったところだが、天候の影響でほとんど咲かなかった昨年に比べると期待できる。今年は10月下旬まで楽しめるはず」と話す。

 今年4月から5月にかけては、運河両岸の約2キロに「オリパラ花壇」を企画。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会による来訪者をもてなそうと、聖火の色に合わせたサルビアと金メダルをイメージしたマリーゴールドの苗計1万5000株を植えた。通常区画を持つ団体に加えて、近隣の企業や学校など30団体以上が参加。密を避けるため一気に作業せず、日程を分けて取り組んだという。

 「オリパラ花壇を作るのは本当に大変だったが、きれいに完成してよかった。10月中旬には、コスモスとサルビアがどちらも見頃を迎える」と永尾さん。「毎日花壇の手入れを続けることで、数年前に比べると花海道はずいぶん歩きやすい雰囲気になり、地域住民の散歩コースとして定着してきたと感じる。水辺は気持ちが落ち着くのでおすすめ」とほほ笑む。

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