食べる

武蔵小山にすし店「鼓」 店名とロゴは和太鼓の三つどもえに由来

店主の谷本竜也さん

店主の谷本竜也さん

  • 80

  •  

 すし店「鼓」(品川区小山4、TEL 03-6426-9015)が武蔵小山駅近くにオープンして3カ月がたつ。

カウンター席

[広告]

 店主の谷本竜也さんは目黒出身で、18歳から「美登利寿司 寿矢(みとりずし としや)」(世田谷区)で16年間勤務した経歴を持つ。竜也さんの兄で、ダンス&ボーカルグループ「DA PUMP(ダ・パンプ)」のメンバーU-YEAH(ユーヤ)さんは、板場に立つ弟に会いに行った様子をブログやSNSで度々投稿している。

 開店の経緯について「3年ほど前から独立を考えていたが、コロナ禍でタイミングを探っていた。武蔵小山は地元に近く、幼少の頃からゆかりのある場所」と谷本さん。店名は、谷本さんが小学1年生の頃からすし職人になるまで続けていた和太鼓に由来する。

 店内は高級感を演出するため、落ち着いたトーンの3色を使い、店のロゴマークでもある三つどもえをイメージする。カウンターはオバンコールの木材、盆にはヒノキを使う。店舗面積は15坪。席数はカウンター7席、個室6席。

 コンセプトは「新しいすし店」。「修業した店ではつまみのメニュー展開が工夫されており、新しいことに挑戦するマインドを学んだ。自由な発想で料理を提供する最近のフランス料理店からも影響を受けている」と谷本さん。食材は豊洲市場で仕入れ、和・洋・中のジャンルにとらわれない創作料理と握りずしを組み合わせたコースを提供する。

 コースメニューは週替わりで、「ホワイトアスパラのすり流し」や「焼き太刀魚(たちうお)にニンジンムースとジャガイモソース」「桜えびの春巻き」などの創作料理とマグロやウニ、エビ、貝などの握りずし全18~20品の「鼓」(1万3,200円)と、イセエビやアワビなどの高級食材をメインにした全20品以上の「巴(ともえ)」(2日前までに要予約、2万2,000円)を用意する。追加の握りは1貫(300円~)から注文できる。

 ドリンクメニューは、天寿酒造(秋田県)の「鳥海山」(一合=1,100円)や黒龍酒造(福井県)の「二左衛門」(四合=3万3,000円)、「しずく」(四合=1万9,800円)、「八十八号」(四合=1万2,100円)など。「キリン一番搾り(生)」(700円)や「Chassagne-Montrachet(シャサーニュ モンラッシェ)」(ボトル=2万3,100円)、「Opus One(オーパスワン)」(ボトル=14万3,000円)、「ドンペリニヨン」(ボトル=5万5,000円)などもそろえる。

 「ビル3階にあるため、入りづらい印象があるかもしれないが、来てもらえれば必ず満足させる自信がある。リピーターも増えている」と谷本さん。「将来的に目黒に2号店を出して、地元に恩返しをしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~23時。月曜定休。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、入り口にアルコール消毒液を設置し、マウスガードを着用して調理・接客する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース