病気で尾びれを失ったバンドウイルカのために、世界初となる人工尾びれの開発に取り組んだ飼育員の実話をもとに制作された映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」のプレミアム試写会が7月3日、品川アクアスタジアム(港区高輪4)で開催された。
同作品は、沖縄美ら海水族館のバンドウイルカのフジと、フジをもう一度泳がせてやりたいと立ち上がった1人の獣医の実話をもとに描かれた。
主役の新人獣医を務めた松山ケンイチさんは「撮影を通して、人の命と動物の命は差を付けるものではないということを学んだ。できることならば、沖縄美ら海水族館へフジに会いに行ってもらえればと思う」と話した。スペシャルゲストの西川史子さんの「フェロモン攻撃」に、タジタジになる一幕も。
トークショーの終盤には、みつきさんが歌う主題歌「大切なもの」にのせ、品川アクアスタジアムのイルカたちが大きくジャンプし、大きな拍手とともにたくさんの水しぶきが上がった。
作品は、7月7日より全国ロードショー公開される。