ジャルパック、中国のパンダ保護に協力―パンダの里親募集

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 ジャルパック(港区台場2)は今夏、日中国交正常化35周年を記念して中国、四川省成都と雲南省昆明へのツアーを実施する。両コースとも、日本航空チャーター便を利用した6日間のツアーで、成都へは8月21日羽田発、昆明へは9月15日と9月19日羽田発。成都ツアーはすでに完売している。

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 同社は、成都へのチャーターツアー「大好き!パンダ 成都・臥龍6日間」の申込者76人から、抽選で5人を「パンダの里親」に選出。希少動物であるパンダの保護に協力するという。通常、里親になるには日本円で約6万円(4,000元)が必要だが、同企画ではジャルパックが費用を負担する。このパンダ里親制度は、臥龍パンダ研究所によるパンダ保護策の一環。

 臥龍には2千平方キロメートルの総面積をもつ中国最大のパンダ自然保護区「臥龍自然保護区」があり、パンダの故郷として有名。臥龍パンダ研究所は同保護区内に設置され、赤ちゃんから大人まで数十頭のパンダを飼育している。現在、希少動物であるパンダは中国全土に約1,600頭生息するといわれているが、森林伐採などにより生息環境が悪化。同研究所では、パンダの保護、人工繁殖、育成を行っている。

 ジャルパックによる里親抽選会が行われたのは7日25日。里親には同研究所からゴールドカードが発行され、今後は本人同行で毎回10人まで無料で入園できる。ほかにも、年10回まで里子パンダとの写真撮影、同研究所飼育舎にネームプレートが飾られるなどの特典を用意。また、成都行き8月21日発チャーター便搭乗者には、サプライズ企画としてもれなく「ジャルパンダ」のぬいぐるみを贈呈するという。

 同社は、2006年11月より同研究所を訪問するツアー「AVAスペシャル パンカパパンダ」を発売。累計で約400人の利用がある。

ジャルパック「AVAスペシャル パンカパパンダ」

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