ワシントンホテルチェーンを運営する藤田観光(文京区)は10月16日、「ホテルグレイスリー田町」(港区芝浦3、TEL 03-6699-1000)をオープンした。
ホテルグレイスリーは、ワシントンホテルのワンランク上のサービスを提供する新業態。同社は、銀座、札幌のワシントンホテルを10月1日、「ホテルグレイスリー銀座」「ホテルグレイスリー札幌」としてリブランドしたばかり。無料で使えるパソコンや朝刊サービス、雑誌などが用意された「宿泊者専用ラウンジ」や「ロビーアテンド」、朝食を部屋まで届ける「お届け朝食」などを用意する。メーンターゲットはアッパークラスのビジネスマン。
客室数は、スタンダードシングル(15平方メートル)=168室、ダブル(23平方メートル)=8室、ツイン(30平方メートル)=8室、プレミアシングル(15平方メートル)=16室、レディース(15平方メートル)=16室の全216室。プレミアルームには「ノートパソコン」「フットマッサージ器」「エスプレッソコーヒーマシン」「アロマポット」を設置し、高級感のある空間を演出する。
藤田観光グループ会社、リザベーションサービスの営業企画担当課長、竹浪敦さんは「心地よい空間を提供するなどのハード面はもちろん、接客などのソフト面にも力を入れているのでゆっくり過ごしてほしい。今後は日曜と月曜の利用客を増やすことが課題。現在建替中の「秋葉原」を含め、5年間で全国12店舗の出店を行う予定」と話す。
同ホテルの開業は、芝浦工業大学旧芝浦キャンパスの跡地再開発プロジェクト「芝浦RENASITE(ルネサイト)」によるもの。「芝浦RENASITE(ルネサイト)」は、「大学」「オフィス」「ホテル」の3街区からなる新しい街として2009年4月に誕生予定。
宿泊料は、スタンダードシングル、レディース=13,500円、ダブル=19,500円、ツイン=23,000円、プレミアシングル=14,500円。朝食=1,500円。