業界初のスポーツ素材調理服-東京デザインマーケットに出展

神山太社長と「スポーティ・コック」のサンプル品。アイテムは「コックコート」「パンツ」「エプロン」「キャスケット」の4点。

神山太社長と「スポーティ・コック」のサンプル品。アイテムは「コックコート」「パンツ」「エプロン」「キャスケット」の4点。

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 ユニホームの企画デザインを手掛ける「響(ひびき)」(品川区上大崎2)は11月25日・26日、東京ビッグサイトで行われる「東京デザインマーケット」に出展し、業界初の「スポーティ・コック」を提案する。

神山太社長と「スポーティ・コック」のサンプル品、紺色。

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 同展は、東京都がデザイナーと中小企業との商談の場として開催。国内唯一であるデザインの評価・推奨制度「グッドデザイン賞」審査委員によって選ばれた、約30社のデザイン企画会社が出展し商品化を目指す。

 同社は今年で2回目の出展。昨年はレディスユニホームメーカーなど2社から1,000万円の受注契約を結んだ。今年は前年の150%増を見込む。

 今回の目玉は、競技用ユニホームの素材を使った調理服「スポーティ・コック」。素材はポリエステル100%で、汗を素早く吸収し拡散するのが特徴。これまで火を扱う調理現場では燃えた時に溶けない厚手の綿100%が調理服に採用されてきたが、近年火を使用しないIHが普及しており同商品を企画した。

 同社の神山太社長は「動き回る調理現場はまさにスポーツのよう。調理服を動きやすい素材で作れば疲れが残らない。現場で働く人が気分良く働けるよう、現場の声を聞き、制服を通してできることを考えている。品川区には飲食店が多いので興味を持っていただければ。今後は機能面を研究し、グッドデザイン賞を目指す」と意気込む。

 東京デザインマーケットの開催時間は、両日ともに10時~17時。

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