
カフェ「MR. HIPPO COFFEE(ミスター ヒッポ コーヒー)立会川駅前店」(品川区東大井2、TEL 03-6404-9925)が立会川駅近くにオープンして3カ月がたった。運営はSJC(同)。
「MR. HIPPO COFFEE」は2020年、板橋区本町で創業したカフェチェーン。都内でフランチャイズ展開し、立会川駅前店は8店舗目。青果店跡の2階建て物件を改装して利用する。店舗面積は約40坪。席数は60席。
同ブランドを運営する尚宝(板橋区)代表の馬さんは「以前はタピオカ専門店を営んでいたが、コーヒーや紅茶、フルーツドリンクといったメニューをどんどん増やし、多様なニーズに対応するようになった。独自の飲食ブランドで、特別な食事体験の提供を目指している」と話す。
店名の「ヒッポ」は英語「hippopotamus」の略語で、「カバ」を意味する。馬さんは同ブランドの店づくりについて「カバが水中をゆっくり歩くように、誰もがくつろげる空間づくりを意識している。立会川駅前店は天井の梁(はり)を見せることで開放感を出した。全テーブルに電源コンセントを設置し、無料Wi-Fiを提供しているので、リモートワークでも利用できる」と説明する。
立会川駅前店の開店経緯については、「坂本龍馬好きで、立会川駅前の龍馬像を見に訪れたところ、駅前にちょうどいい広さの空き物件を見つけてすぐ大家さんにコンタクトした」と馬さん。同店をフランチャイズで運営するSJC代表の李さんは「将来、自分のカフェを開くために板橋本町店で経験を積んでいたところ、馬さんから話を持ちかけられ、起業を決意した」と話す。
コーヒーメニューは全9種類。ブラジル、コロンビア、インドネシアの豆を配合したオリジナルブレンド(ホット、S=450円、M=520円、L=590円)ほか、アイスコーヒー(S=430円、M=490円、L=500円)、沖縄から仕入れた黒糖を使った「黒糖カフェラテ」(M=550円、L=650円)などを提供する。
タピオカメニューは、「黒糖タピオカミルク」「黒糖宇治抹茶」、アッサム、ジャスミン、宇治抹茶のミルクティー(以上M=550円、L=650円)をそろえる。
このほか、マンゴーミルク、ストロベリーミルク(以上M=650円、L=750円)などのフルーツドリンクや、アッサムミルクティー(M=490円、L=590円)、宇治抹茶ラテ(M=530円、L=630円)、チャイティーラテ(M=550円、L=650円)などを用意する。
フードは、11時から21時までサラダ・ドリンク付きセットを提供する。メニューは、「彩り野菜のトマトソースパスタ」(単品=850円、サラダ・ドリンク付きセット=1,280円)など8種類。このほか、厚切りバタートースト(390円)やチーズドッグ(490円)などのパンや、「苺(いちご)ミルクティーケーキ」(420円)など季節に応じたケーキもそろえる。
同店オリジナルメニューは、タピオカ、黒糖、きな粉、北海道産ソフトクリームなどを組み合わせた「黒・タピ・ソフト」(690円)など、アイスクリームを使った5種類のスイーツを用意する。
オープン後の反響について、李さんは「感想を書き込めるノートを店内に設置したところ、たくさんの声が集まった。例えば、カフェラテは濃い目が好きという書き込みがあったので、カフェラテの濃さを選べるようにした。今後も地域の人たちと一緒に店づくりに取り組んでいきたい」と話す。
営業時間は9時~21時。