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五反田・水辺広場で「目黒川みんなのイルミネーション」 15周年迎える

昨年開催時、五反田ふれあい水辺広場付近のイルミネーション

昨年開催時、五反田ふれあい水辺広場付近のイルミネーション

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 「目黒川みんなのイルミネーション2025」が12月5日、品川区立五反田ふれあい水辺広場(品川区東五反田2)と目黒川の沿道で始まる。主催は目黒川みんなのイルミネーション実行委員会と品川区。

昨年開催時、五反田リバーステーション付近

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 桜並木に「冬の桜」を模したイルミネーションを飾り付ける同イベント。2010(平成22)年に開始し、今年で15周年を迎える。目黒川沿いに並ぶ桜の落葉時期が遅かったため、昨年より約1カ月後ろ倒しでスタートする。

 同委員会の担当者は「現在、劣化したLED電球や配線などの設備更新を目標に、クラウドファンディングを行っている。15年の歩みに感謝しながら、今後もこの光を未来へつないでいけたら」と話す。

 イルミネーションの両岸合計総延長は約2.2キロで、ピンク色のLED電球約39万球を使う。例年と同じく、使用済みの食用油(廃食油)をバイオディーゼル燃料として再利用する。今年は「ゲートシティ大崎」(大崎1)や「パークシティ大崎SHOP & RESTAURANTオリーブテラス」(北品川5)など、近隣の商業施設や飲食店11カ所から廃食油を回収したという。

 点灯時間は17時~22時30分。今年5月に始まった、五反田と天王洲を舟で結ぶ「TRY!!舟旅通勤」の最終便に合わせ、終了時刻を昨年より30分延長する。

 点灯初日の5日は、五反田ふれあい水辺広場で複数の企画を展開する。17時の点灯に向けたカウントダウンや、品川区立日野学園の吹奏楽部とダンス部によるパフォーマンスを16時~17時に行う。

 家庭で出た廃食油を回収する拠点「みんなのアップサイクルスポット」も設置。冷ました廃食油を油が漏れないポリ容器かペットボトルに移して回収拠点に持ち込むと、後日ディーゼル燃料に加工され、本年度のイルミネーションの点灯に使われる。

 参加型企画「みんなの輪でつなぐ まちのきらきら」も行う。壊れたビニール傘のビニール部分やペットボトルキャップなどの廃材でオーナメントを作り、イルミネーションを点灯した会場内の樹木に飾り付ける。いずれも5日10時~19時。

 「例年、会場は近隣の家族連れや会社員、学生、カップルなど、さまざまな人でにぎわう。『地産地消の桜色の光』を地域の皆さんと守り育て、次の世代に引き継いでいきたい」と同担当者。「川面に映る桜色の光は幻想的。使い終わった油でイルミネーションに参加し、『自分もイベントの一部になる』体験を実感してほしい」とも。

 イルミネーションの点灯は2026年1月31日まで。

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