「品川シーズンテラスイルミネーション2025」が12月1日、品川シーズンテラス(港区港南1)で始まった。主催は、品川シーズンテラス、企画・運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局。
同施設の開業10周年を記念し、イルミネーションをリニューアルした。今年のテーマは「きらめく宇宙と、光の星屑(ほしくず)の瞬(またた)き」。従来の青色メインのイルミネーションから、今年はさまざまな色を用いた演出にするほか、新しくライトの種類を増やす。
同事務局スタッフの磯貝将徳さんは「品川は最先端の技術が集まるIT企業が多い。新幹線が通る交通の要所で、海が近いのも魅力。当施設では、水と緑が広がるイベント広場『カナール』の水面にビルの明かりが反射して、星のようにキラキラ輝く光景を見ることができる。都市と水辺空間の融合を表現した」と話す。
施設の入り口に続く「大階段」は、青色を基調とする従来のライトアップから、今年はさまざまな色に変化する演出を採用した。クリスマスソングなどの音楽に連動し、階段に設置されたライトの色が次々と変わる。
「カナール」は、水中にLEDバーを設置し、光が上下に動く演出を行う。地面を光で照らす「クリスタルレーザー」と、木と木の間をつなげるロープ状の「スカイライト」を初めて導入する。
イベント期間中、XR体験「SHINAGAWA KONAN XR “Touch the City”」を行う。公式アプリをスマートフォンにインストールし、品川港南エリア各所に設置したQRコードを読み取ると、バーチャル映像が流れる。画面上に、同エリアのオリジナルキャラクター「ミナモン」が登場する。設置場所は品川シーズンテラス「大階段」、「カナール」、NTT品川TWINS前広場など。主催はNTTアーバンソリューションズ。
このほか、品川港南エリアのイルミネーションやXRの体験スポットなどをまとめた「こうなん散歩マップ」を外部サイトで公開する。
磯貝さんは「開業10周年を迎え、この街を支えてくださった住民の皆さんやオフィスワーカーの方々に、心から感謝の気持ちを伝えたい。XR体験などを含めて、品川シーズンテラスならではのイルミネーションを楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は17時~22時。12月25日まで。