白金高輪「レストラン ゾーン」が新装開店-ダイエット理論基に調理

以前の店舗を居抜きで使用。内装もリニューアル前とほぼ変わらない。

以前の店舗を居抜きで使用。内装もリニューアル前とほぼ変わらない。

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 飲食店の経営・企画などを行う「なちゅらるカンパニー」(葛飾区)は3月12日、白金高輪駅近くのフレンチレストラン「Restaurant Zone(レストラン ゾーン)」(港区白金2、TEL 03-3449-8996)をリフレッシュオープンした。同店のコンセプトは、ゾーン理論に基づいた食事法「ゾーンダイエット」。

白金高輪駅近くの住宅街にある「Restaurant Zone」の外観

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 同店がオープンしたのは2006年11月。当時の経営母体だったゾーンジャパン(港区)は、ゾーンダイエットの提唱者であるバリー・シアーズ博士が設立したゾーンラボ(米Zone Labs)とライセンス契約を締結したが、「レストラン ゾーン」は昨年12月10日に閉店した。その後、なちゅらるカンパニーに造作譲渡された。再オープンに当たって、店名とゾーンダイエットのコンセプトはそのまま引き継がれたという。

 新たに同店の経営母体となった「なちゅらるカンパニー」は、「博多もつ鍋・炭火もつ焼き モツ兵衛」「なちゅらる畑」など複数の飲食店経営を手がける。15店舗目となる同店の店舗面積は約40坪。席数はテーブル=36席、個室=1部屋・6席(要予約)。

 同店マネジャーの下山宣寛さんは「ゾーン理論に基づき栄養計算した料理を提供するというコンセプトは変わらないが、リニューアル後は、管理栄養士を店舗スタッフとして常勤させ、ゾーン理論の更なる徹底を図る。また、ダイエットに興味がない方にも満足していただけるよう、通常のフランス料理やビンテージワインも提供する」と話す。

 ゾーンダイエットは、3大栄養素である「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」を4:3:3の割合で摂取し、体内のホルモンバランスを整えて体脂肪が燃えやすい体質をつくるというもの。同店管理栄養士の中居万寿美さんは「ダイエットに限らず、スポーツ選手の栄養管理や、糖尿病をはじめとする生活習慣病を改善する目的でも注目されている」と話す。

 同店のメニューについては、「あくまで野菜が主役。肉や魚を使って野菜をよりおいしくする調理法にこだわっている。フランス料理ではバターや生クリームを多用するが、カロリーを抑えるため、バターは使わずオリーブオイルで代用、ドレッシングも昆布だしを使ったノンオイルのものにしている」とシェフの川口賢二さん。「生地にコンニャクを練り込んだ自家製パンには、1個あたりレタス2分の1個分の食物繊維が含まれている」とも。

 ランチのメニューは1,800円、2,800円の2種類。ディナーは、オープン記念として提携農家が有機栽培した「カブ」をテーマにしたコースを5,200円で提供している。アラカルトはゾーン理論に基づいたメニュー3品、通常のフランス料理のメニューを3品を用意。アルコールは、特にビオワインに力を入れており、約30種類を取りそろえる。

 4月以降は、ランチに3,800円のコースが追加されるほか、ディナーのコースは5,000円、6,800円、7,500円の3種となる。客単価は、ランチ=2,000円、ディナー=7,000円を見込む。

 メーンターゲットは、ダイエットを意識している20代後半から30代の女性。「コンセプトに共感してくれる方に来ていただきたい。当店をきっかけにゾーンダイエットがより広く認知されれば」と下山さん。「メタボリックシンドロームを意識している男性もぜひ」とも。

 営業時間はランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。火曜定休。

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