品川区立公園「ねむの木の庭」(東五反田5)で皇后陛下ゆかりのバラ「プリンセスミチコ」が満開を迎え、近隣の住民や遠方からの見物客の目を楽しませている。
五反田「ねむの木の庭」で見ごろを迎えた皇后陛下ゆかりのバラ「プリンセスミチコ」。
同公園は2004年8月26日、美智子皇后の実家・旧正田邸跡地に開園。皇后陛下が高校生時代に作った詩「ねむの木の子守歌」にちなんで命名され、同公園の中心にはねむの木が植えられているほか、約60種類の草花、50本の樹木が植えられている。広さはおよそ200坪。
「プリンセスミチコ」は1966(昭和41)年に当時皇太子妃だった美智子さまにイギリスのディクソン社が献呈した。オレンジ色、赤色の丸みを帯びた花弁が特徴。
同公園の管理を請け負っている蛭田(ひるた)植物園の河原三登(きよし)さんは「今年は天皇皇后両陛下ご結婚50周とあってメディアにも取り上げられ、週末は多くの見物客でにぎわった。来月の中旬には美智子皇后がお好きな『ねむの木』が見ごろを迎えるので、再び多く方が見物に訪れるのでは」と話す。
開園時間は9時~17時。