ソニーマーケティング(品川区港区高輪4)は12月15日、今年一年を振り返り「記憶に残しておきたいと思える出来事・人・もの」に関する調査結果を発表した。
同調査は10~60代の男女600人を対象に、今月4日から7日にかけてインターネットで実施。今年起こった歴史的な出来事や活躍した人物の功績を振り返り、「その記憶を後世に伝えていくこと」を目的としている。
2009年、記憶に残しておきたい出来事の1位は「民主党政権交代」。600人のうち122人が回答し、圧倒的な支持を集めた。2位は「WBC2連覇」(32人)、3位は「オバマ大統領就任」(21人)、4位は「石川遼選手の活躍」(10人)のなど政治とスポーツ選手の活躍が上位を占めた。
印象に残ったキーワードの1位は174人の「政権交代」がトップ。2位は138人の「新型インフルエンザ」で、「デフレ、不景気」(26人)、「のりピー、覚せい剤」(22人)、「こども店長」(7人)など今年1年間を表わすキーワードが10位以内にランクインした。
来年も生き残ってほしい芸人ランキングの1位は63人の「オードリー」。2位は「はんにゃ」(20人)、3位は「ナイツ」(14人)、4位は「我が家」(12人)、5位は「NON STYLE」という結果に。
活躍を後世に残したい人物ランキングは9年連続200本安打達成したイチロー選手が1位に。このほか3位の森繁久彌さん、5位のマイケル・ジャクソンさん、7位の平山郁夫さん、9位の忌野清志郎さんなど今年他界した人物の名も挙がった。
同社は「調査を実施した背景には、キーワードがその時代や社会の流れを映し出す『鏡』という思いがある。記憶に残っているキーワードを思い返せば、どういう時代だったかが分かる」としている。