品川の「ユニセフハウス」(港区高輪4、TEL 0120-88-1052)で3月18日、松蔭高校(兵庫県神戸市)の生徒らによるイベント「プレTAP活動報告」が行われた。
「TAP」は、「世界水の日」である3月22日からスタートする募金活動「TAP PROJECT 2010」の略称。レストラン・カフェで提供される無料の「水」や「お茶」に対して100円以上のチップを支払い、衛生環境の悪い世界の子どもたちを支援する。
国内では昨年、東京都周辺エリアで「TAP TOKYO」を3日間実施。合計約1,300万円が寄せられ、アフリカ南東部のマダガスカルでの支援活動に活用された。今年は地域を東京、名古屋、関西の3都市に拡大し、1週間にわたって実施される。
「プレTAP活動報告」は、同高校の社会貢献型キャリア教育活動「Blue Earth Project(ブルーアースプロジェクト)」の一環。生徒らは、関西で初の開催となる「TAP PROJECT 2010」の実施に向け、飲食店など約300店舗を訪問、イベントを行うなどして広く参加を呼び掛けてきた。
3カ月間の活動成果について生徒らは「店舗を回った際、自分たちが高校生だったので店も本音を語ってくれた」「イベントでは、どうすればブースに来てくれるかを考え、着ぐるみを着た」などと報告した。
「この活動を通して水への意識は確実に変わった」とも。「TAP PROJECTを通じて、世界の水の現状を多くの人にも知ってもらいたい。わたしたちもここで終わらずに、これからも活動を続けていくつもり」と意欲をみせる。
広域品川圏では、「フランクリン・アベニュー」(東五反田3)、「オーバカナル高輪」(高輪4)、「Foodiun Bar 一瑳」(港南2)、「WIRED CAFE Dining Lounge Wing高輪店」(高輪4)、「ちゃだま三田国際」(三田1)、「福わうち」(白金1)など計21店舗が参加する。飲食店での募金活動は3月28日まで。