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田町に靴磨き専門店-カフェ風店内で昭和のイメージ払しょく

入念に靴を磨いていく

入念に靴を磨いていく

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 JR田町駅の芝浦口近くに6月4日、「靴みがき本舗」(港区芝浦3、TEL 03-3454-8892)がオープンした。店舗面積は7.5坪で、席数は3席。

店長の藤本さん(写真左)とスタッフ

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 新橋と横浜の「靴みがき本舗」、新橋の「Sunshine TOKYO」に続く4店舗目。店長の藤本秀樹さんは「田町はビジネスマンが多く、特に朝と夕方のラッシュ時の人通りは驚くほど。周辺に靴磨きや修理の店があまりないことから、田町を選んだ」と話す。

 同店の最大の売りは、磨いた後の靴の輝き。靴をブラッシングしたら指に布を巻いて何度も何度も磨き、乳化性のクリームを手で塗り込んでいく。「手で塗るほうが道具を使うよりも靴になじませやすい」と藤本さん。最後に厳選したワックスを使い「鏡のようにピカピカ」に仕上げる。

 来店した男性は「友人との約束があり、たまたま前を通りかかった。最近は靴磨きをしてくれるところが少なくなったので、珍しいからのぞいてみようという気持ちで来た」と笑う。藤本さんは「今、道路上で靴磨きを専門にしている人は、僕が知る限り、都内で10人程度。高齢化で後継ぎがいないことや、数年前から東京都で行っている美化運動で、道路の使用許可が下りずに新規参入できなくなったことなどが大きい」と話す。

 「若い人にも利用してもらえるよう、『靴磨き=昭和』のイメージを変えていきたい。店内はフランスのカフェ風をイメージしているので、男性だけでなく女性のお客さまも多い」と藤本さん。「田町駅の三田口や品川、大崎での展開も視野に入れている」とも。

 料金は、ベーシックコースのClasseic Shine=1,050円(約8~12分)、靴の状況に合わせた手入れと磨きがセットのCare&Shine=2,100円(約15~20分)、インナーやソールなどのケアと磨きを行うAfterCare&Shine=3,150円(25~30分)。ほか、靴の預かりコースや修理も受け付ける。

 営業時間は10時~21時。土曜・日曜・祝日定休。

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