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北品川エリアで「御殿山さくらまつり」 花魁が江戸時代のにぎわい再現

「花魁(おいらん)道中」の御一行

「花魁(おいらん)道中」の御一行

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 品川・御殿山トラストシティ(品川区北品川4)で3月25日、「御殿山さくらまつり 2016」が始まった。主催は森トラスト(港区)。

人力車夫の佐藤亮太さん

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 開催は今年で3回目。同社イベント担当の佐藤未希さんは「御殿山は浮世絵にも多く描かれている桜の名所。当時のにぎわいを再現して、皆さまに楽しんでいただければ」と話す。

 東京マリオットホテル前広場では、昨年も好評だった「花魁(おいらん)道中」を行う。26日は13時~と17時30分~の2回を予定。品川宿を拠点に活動する人力車夫の人力車体験(1回300円)も楽しめる。

 そのほか、日本初のプロけん玉師・伊藤佑介さんによるけん玉ショーや花魁・サムライ衣装体験、品川にゆかりのある品々を販売する「しながわ目利き市」、野菜や果物を取り扱う「スプリングマルシェ」なども。御殿山庭園内では、通常は非公開の茶室「有時庵(うじあん)」を一般開放する。

 桜の下でお茶を楽しむ「花見茶屋」では、品川宿の緑茶カフェ「一福桃」が野だてを実施。「抹茶(菓子付き)」(500円)や「どら焼き」(200円)、「かりがね茶」(250円)などを提供する。SAKURAテラスには、東海道五十三次9番目の宿場・小田原にちなんだ「小田原おでんカー」が登場する。

 25日には初の試みとして、「目黒川お花見クルーズ付き まちあるきツアー」が行われた。御殿山トラストシティを出発し、ツアーガイドによる御殿山や品川宿の歴史解説を受けながらウオーキングを楽しんだ後、船から目黒川を眺めた同ツアー。参加した女性の一人は「品川宿の歴史を学ぶいいきっかけになった。桜はまだつぼみが多いが、青空の下のクルーズは気持ちが良かった」と笑顔を見せた。

 佐藤さんは「近隣住民の方はもちろん、ほかの地域の人にも御殿山の桜を知っていただきたい」と話す。「明日も天気に恵まれ、桜を楽しめるまつりになれば」とも。

 開催時間は11時~20時(26日は19時まで)。

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