北品川のカレー店がカレーパン販売-地元住民とコラボレーション

北品川のカレー店「ロビンソンクルーソーカレーハウス」の店長・坂本さん。店内には辛さ50倍、100倍などを達成した利用客の名前とコメントが書かれた張り紙も。

北品川のカレー店「ロビンソンクルーソーカレーハウス」の店長・坂本さん。店内には辛さ50倍、100倍などを達成した利用客の名前とコメントが書かれた張り紙も。

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 北品川のカレー店「ロビンソンクルーソーカレーハウス」(品川区北品川1、TEL 03-5479-8955)は5月末から、地元住民とコラボレーションした「カレーパン」の販売を行っている。

北品川のカレー店「ロビンソンクルーソーカレーハウス」で販売している「カレーパン」(160円)。

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 同店のオーナー、坂本章さんが品川宿沿いにオープンしたパン教室「丸山ぱん工房」(北品川2)オーナーの丸山みずほさんに企画を持ちかけたことがきっかけで5月末に販売を開始。その後、同教室の生徒が増えて丸山さんの手が回らなくなり、現在は青物横丁在住、個人でパンを販売している石井さよ子さんが協力している。

 「ロビンソンクルーソーカレーハウス」は北品川で22年営業している老舗カレー店。店舗面積は12坪、席数は30席。メニューは「北品川カレー(いためたほうれん草)」(S=780円)、「御殿山カレー(キーマ)」(S=700円)、「街道(みち)カレー(ビーフ)」(S=500円)、「高輪カレー(揚げた鳥モモ)」(S=800円)など地元にちなんだカレーを提供している。「カレーの名前と具材の関係は特にない」(坂本さん)という。

 「カレーパン」の中身は「御殿山カレー」で、1個160円。水曜と金曜のみ36個限定販売しており、今のところ「ほぼ完売」しているという。坂本さんは「毎週石井さんのところまでパンを取りに行き、店に帰るまでに商店街のあちこちで売り込みをしている」と話す。

 一方、個人でパン教室を開くなどパン作りにかかわって約20年という石井さんは「友人といつか北品川あたりでパン工房を作りたいと話していた。今回の企画がその一歩となりうれしい」とほほ笑む。

 同店のもう一つの特徴は、店内に「50倍完食!! 甘党ですから」「100倍完食!! ゴールはまださきにある。人間はもっと素晴らしくなれる」など書かれた黄色い張り紙。「もっと辛くしてほしい」という要望に応えたことがきっかけとなり、希望者にスパイスの量で調整した辛いカレーを提供している。現在の最高記録は8,000倍。同記録保持者の男性は「500~600倍以上の味は変わらない。100倍~200倍が一番おいしい」と話していたという。辛さ2倍ごとに20円追加するシステム。

 このほか日本酒、生ビール、焼酎が119分飲み放題となる「カプサイシンパーティー」(3,500円)も用意。コースメニューはサラダ、煮物、揚げ物、刺身、好みのカレーなど。カレーの辛さは自由に指定できるため多くの挑戦者はこのコースを利用する。要予約。

 同店では、「お届けルウ」のサービスも行っている。坂本さんは「近所の忙しい方々の夕飯として活用していただきたい。オリジナルメニューを作るので、あなただけのメニューを作ることも可能」と話す。

 営業時間は、月曜~金曜=11時~22時、土曜・日曜=11時30分~21時30分。

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