サイバーコネクトツー、大井町に新スタジオ-福岡の本社と共同開発

同スタジオ入口。スタッフは毎朝9時に出社し、徹夜は禁止されている。

同スタジオ入口。スタッフは毎朝9時に出社し、徹夜は禁止されている。

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 家庭用ゲームソフト開発を行うサイバーコネクトツー(本社=福岡県福岡市)は7月12日、大井町に「新開発スタジオ」(品川区大井1)をオープンした。

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 同社は、「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズや「.hack」シリーズを手がけ、福岡を拠点に活動するゲーム開発会社。

 東京スタジオには約60人分のデスクを用意し、現在のスタッフ数は正社員5人とインターンシップ5人の計10人。東京開発スタジオに入社するスタッフは、福岡で3カ月程度の研修終えてから順次東京に配属される。今年中に30人、年明けまでにはすべてのデスクを埋めるよう人材の確保を進めているという。

 福岡スタジオと同じプロジェクトを分担し、共同開発を行う。スタジオ内の開発室にはネットワークカメラを配置し、両スタジオ同士でお互いの状況を確認することが可能。月曜日には全スタッフが集合する朝礼が行われ、テレビ会議システムで両スタジオの朝礼を共有する。

 東京スタジオオープンの理由について、同社ゼネラルマネジャーの渡辺雅央さんは「優秀な人材の確保のため。10月21日発売予定の『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム2』や同月28日発売の『Solatorobo それからCODAへ』以降のタイトル制作には、東京スタジオの新スタッフも反映され、かなり技術の高いものになりそうだ」と話す。利点については「情報収集の効率化が大きい。東京に拠点を置くゲーム関係者とのネットワークは、今まで以上に強くなった。今後発表するタイトルに期待してほしい」とも。

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