O美術館(品川区大崎1 TEL 03-3495-4040)は11月17より、品川区政60周年と同館20周年を記念して「世界の美術家たち10代の作品展~おかざき世界子ども美術博物館コレクション~」を開催する。
同展は、おかざき世界子ども美術博物館(愛知県岡崎市)のコレクションから、マリー・ローランサン、東山魁夷、梅原隆三郎などの絵画約43点を展示する。うち25点は藤田嗣治、マリノ・マリーニ、チャールズ・ワーグマンなどが10代以下の時期に描いた作品。
おかざき世界子ども美術博物館は1985年に開館した子どものための参加型体験美術博物館。同館では開館以来、巨匠と呼ばれる美術家たちが10代に制作した作品をはじめ、児童画などの作品を世界の各国から収集してきた。
関連企画として、おかざき世界子ども美術博物館紹介コーナー開設。写真パネルや企画店舗ポスターの展示、ビデオ放映を行う。
O美術館担当者は「展示作品は、普段容易には見られないものばかり。大成後の作品を加えて展示した美術家もいるので、ぜひ見比べて足跡をたどってみてほしい。10代の巨匠たちの見せる才能や試みが、アート制作へのきっかけとなれば」と話している。
開館時間は10時~18時30分(入館は18時まで)。木曜休館(祝日の場合はその翌日)。開催は12月18日まで。