飼育員の心配をよそにゴマフアザラシがすんなりデビュー、アクアスタジアムで

仰向けになり、水槽を気持ち良さそうに泳ぐゴマフアザラシの女の子

仰向けになり、水槽を気持ち良さそうに泳ぐゴマフアザラシの女の子

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 エプソン 品川アクアスタジアム(港区高輪4)で11月1日、ゴマフアザラシの女の子が水槽エリアにデビューした。

飼育係からの人気も抜群、アクアスタジアムのゴマフアザラシ

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 ゴマフアザラシは現在4歳で、2007年3月に山形県の加茂水族館(山形県鶴岡市)で誕生。2008年7月に同館に来て以来、バックスペースで飼育されていた。特別企画意外ではほとんど利用客の目に触れることもなく、約3年間パフォーマンス出演に備えて練習を行っていたという。最近ではアザラシ人気が高まり、利用客からのリクエストがあったため今回のデビューに至った。

 水族館生まれの水族館育ちで「拍子抜けするほどデビューがスムーズ」と飼育担当の河端勉さん。「動物は環境が変わると餌を食べなくなったり、体調を崩したりするパターンが多い。ゴマフアザラシは臆病な性質なのでいろいろ心配していたが、この子は慣れるのが早い」。初日から、以前より広くなった水槽を気持ち良さそうに泳ぎ回っていた。

 今回デビューを果たしたゴマフアザラシは芸達者。笑顔を作る、舌を出す、手を振るなどの芸があり、飼育員たちの人気も抜群で「自分をかわいく見せる方法を知っている」などアイドルさながらだという。

 河端さんは「あまり怖がることがないので、設備に興味を示して壊さないか心配。一頭だけだと寂しいかもしれないが、さまざまな芸を持っているので、お客さまと遊ぶなど新生活の楽しみを見つけてほしい」と話す。

 ゴマフアザラシの名前は今後、公募で決める予定。

 営業時間は、平日=12時~22時、土曜=10時~22時(日曜・祝日は21時まで)。

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