西五反田のビアパブ「THE GRAFTON(ザ・グラフトン)」(品川区西五反田2)が昼間に「GRAFTON CAFE(グラフトン・カフェ)」(TEL 03-3491-9696)として営業を始めて間もなく3カ月を迎える。
約15年間、夜の営業のみだった同店。昼間の有効活用と、近所に熟年層がゆっくり落ち着いて過ごせる店が少ないと感じていたことから、店長の細田誠一郎さんが妻の美代さんとカフェを始めた。ビアパブは別のスタッフが運営している。店舗面積は20坪で、席数は42席。
カフェの主なメニューは、ハーブティーと日本ではまだ珍しいプエルトリコ産のプレミアムコーヒー、フランスから輸入したスイーツの3種。「世の中で健康志向が高まっており、ハーブティーの人気も高まっていると感じていた。ハーブティーがあまり普及していないのはなぜかと考えたとき、きちんとしたサービスと手頃な価格で提供する店が少ない。そこで、リーズナブルな価格で、本当においしいものを提供したいと思った」と誠一郎さん。
ハーブティーは、アロマセラピストでハーブティーに詳しい美代さんが選んだ18種を用意。1種類のハーブを選ぶシングルハーブティー(380円)、2~4種選ぶオーダーブレンド(420円)のほか、「ローズリラックス」「美肌ブレンド」(以上420円)、「血液さらさらブレンド」(400円)、「体を芯から温めるブレンド」(380円)などのブレンドティーも用意する。
コーヒーは、プエルトリコ産のプレミアムコーヒー「エル・アメリカノ農園」(600円)、「アロマス・デル・カンポ農園」「ルシェミ農園」(以上500円)などで、豆の味をそのまま抽出するフレンチプレスで提供する。このほか、「コーヒー・ドリップ式」(350円)、カフェ・ラテ」(380円)なども。
スイーツは、フランスのホテルやレストランなどで提供されているアイスクリーム12種。フレーバーは「パッションフルーツ・ソルベ」「バジル・ソルベ」などがあり、価格は、シングル=380円、ダブルチョイス=450円、トリプルリッチ=580円。フランス国家最優秀職人章(M.O.F)の称号を取得し、フランスパティシエ最優秀職人協会会長でもあるフィリップ・ウラカさんがプロデュースしたデザートプレート(800円)もそろえる。
細田さんは「夜の営業で成り立っているので価格を抑えて提供することができる。ハーブのおいしさと本物のやすらぎを伝えていきたい。財布と心と体に優しい店づくりが目標(笑)。将来的には、ハーブとアイスクリームの店を展開できれば」と意気込む。
営業時間は、グラフトン・カフェ=11時30分~16時30分、ザ・グラフトン=18時~翌3時。日曜定休。