見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

品川神社で最後の「品川てづくり市」-参加者から復活望む声も

「品川てづくり市」の第1回目より参加してきた深澤ユリコさん(左)とyuccaさん(右)

「品川てづくり市」の第1回目より参加してきた深澤ユリコさん(左)とyuccaさん(右)

  • 0

  •  

 品川神社の境内(品川区北品川3)で3月11日、「品川てづくり市 FINAL」が開かれた。

深澤ユリコさんのオリジナルポストカードなど

[広告]

 同市は毎月第2日曜に同神社で行われてきたが、東日本大震災の影響以降は諸般の事情でイベントを休止。およそ1年ぶりの復活となったが、品川神社での開催は今回が最後となる。

 事務局の薄葉聖子さんは「てづくり市を行うことで、『多くの人に品川に来てもらう』という一つの目標を達成することができた。これからまた新たな一歩を踏み出すため、開始から3年の節目にいったんイベントを終わらせることを決めた」と話す。「事務局、作家さん、お客さんのそれぞれが、相手をおもてなしするような気持ちで交流することができた。とても良い関係を築けたと思う」とこれまでの活動を振り返る。

 当日は約80ブース(1.8メートル四方)を設け、およそ100人の作家が出展。フエルト生地を使った小物や樹脂粘土のストラップ、アクセサリー、衣類、バッグ、野菜ジャムなど、さまざまな作品が並んだ。作家とお客さんが「こんにちは」とお互いに声を掛け合い、作品を前に楽しくおしゃべりする場面も。

 今回がイベント初出展となった佐藤身記さんは「これまではタイミングが合わず参加することができなかった。ようやく出展することができたので念願がかなった」と笑顔に。一方、初回より参加してきた深澤ユリコさんとyuccaさんは「自分たちの地元でこういうイベントが行われるのは本当にうれしいこと。てづくり市を通じていろんな作家さんと知り合うことができたのに終わってしまうのは寂しい。また復活してほしい」と思いを込める。

 「事務局と作家さんのつながりがなくなるわけではないので、この場で学んだことを生かし、形や場所を変えて『品川てづくり市』を行えれば」と薄葉さん。「これからも品川の街を盛り上げることができるよう、活動の場を広げていきたい」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース