東京アメリカンクラブ(港区高輪4)が1月11日、麻布台から高輪の開東閣(港区高輪4)隣接地へ移転した。
同クラブは、1928年に設立された余暇、ビジネス、文化交流などに利用できる会員制社交クラブで、現在は外務省認可の社団法人として運営されている。メンバー数は約50カ国、約3,600名で、内訳は日本人、アメリカ人、その他の国籍がそれぞれ3分の1ずつ在籍している。
同クラブの移転は、麻布台にあるクラブハウスの老朽化に伴い、新クラブハウスの建設を含む再開発プロジェクトの一環として行われた。新クラブハウスの設計は、ペリ・クラーク・ペリ社が担当する。仮設クラブは、新クラブハウスが完成するまでの期間限定営業となる。
仮設クラブは、三菱グループのプライベートクラブとして利用されている開東閣の隣接地に建設された。同クラブには、レストラン、図書館、チャイルドセンター、ジムなどさまざまな施設を備え、屋外には25メートルプールも完備。2月に麻布台にはなかったスパが開設される。
同クラブは「仮設クラブでは、家族向け施設とビジネス向け施設の入口を分割し、お客様にとってより利用しやすい環境づくりを目指した。麻布台よりも広いアウトドアスペースを生かし、さまざまな設備を導入したので、新しいクラブの設備を検証する機会にできれば」と話す。
新クラブハウスの完成は2010年秋を予定している。