JR品川駅(港区高輪3)改札内に6月11日、アサヒ飲料(墨田区)の巨大PRパネルが設置され、通行人の注目を集めている。
今回のパネル広告は、6月11日に発売された炭酸飲料「スパイラルグレープ」のPRの一環。グレープ風味に独自のスパイシーフレーバーを加えて強めの炭酸を効かせ、成人をターゲットにしているという。
パネルは、交通広告で初の「フキダシステム」を採用。特定のエリアに近づいた人物の動きや輪郭を認識し、個別にメッセージを表示する。人物が動くとメッセージも追随。メッセージの内容は、「刺激がなくちゃ、恋愛じゃないよね。」「バンドのヴォーカルとつきあってみたくない?」など、同商品のイメージに合わせた“刺激的”な内容になっている。
周囲を行き交う人々はパネルを不思議そうに眺め、中には何度も前を通って楽しむ人も。仕事で品川駅に訪れたという30代の女性2人組は、「メッセージが追いかけてくるから、つい立ち止まってしまう。今日は暑いので、『シュワシュワ』という効果音も涼しげで良い」、「『髪をバッサリ切るだけで、刺激的よねー』と表示された。実際、髪を切ったばかりなので驚いた」と笑う。
アサヒ飲料マーケティング本部メディア企画室の安達聡志さんは、「いくつかの場所で設置を検討したが、品川駅の利用客と商品ターゲットの相性が最も良かった。ぜひ、品川駅に訪れた際は体験して欲しい」と話す。
ほかにも、イメージキャラクター『スパイラルパンダ』の巨大バルーンやポスターなどを駅構内に設置している。
パネルの設置は6月17日まで。