西大井駅近くのメイプルカルチャーセンター(西大井1)で9月20日と21日の2日間、「しながわアーティスト展2014」が開催される。
主催は品川区と品川文化振興事業団。品川に在住、または縁のあるさまざまな分野のアーティストを紹介するのが目的で、アートを通じて区の活性化を狙う。今年で6回目。
会場の8部屋に作品を展示するほか、スタジオでは演劇やミュージカルなどのパフォーマンスを行う。今年はスタジオに、江戸時代の座敷をイメージしたセットを用意する。
品川文化振興事業団の大越章光さんは「スタジオにセットを組むのは初めての試み。江戸時代をイメージした舞台美術をバックに、現代のパフォーマーたちが何を表現するのか楽しみにしてほしい」と話す。セットを手掛けるのは北品川在住で舞台美術家の杉山至さん(六尺堂)。
作品展示やワークショップを行うアーティストは13団体、パフォーミングアーツを行うアーティストは6団体。漫画家の海丸さんやイラストレーターの土田菜摘さん、劇団員のユニット「品川半熟ボーイズ」などが参加する。
「この6年間で品川区に引っ越してきたアーティストが何人もいたり、イベント参加の問い合わせが増えたりと、『アートを通じて区を活性化』という狙いの手応えを感じている。これをきっかけに、品川にゆかりあるアーティストたちを知ってもらえたらうれしい」(大越さん)。
開催時間は10時~18時(21日は16時まで)。入場無料。