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五反田で「まわしよみ新聞編集長養成講座」-異なる視点の発見醍醐味に

修了証書と作成した新聞を持つ参加者ら

修了証書と作成した新聞を持つ参加者ら

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 五反田駅近くのコワーキングスペース「CONTENTZ(コンテンツ)」(品川区西五反田1)で2月19日、「まわしよみ新聞編集長養成講座」が行われた。

新聞を作り上げていく様子

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 「まわしよみ新聞」とは、複数人が持ち寄った新聞を交換しながら読み、それぞれが「気になった」「面白い」と感じた記事を切り抜いてプレゼンし、それらを一つの紙に貼っていくもの。表に「まわしよみ新聞」のタイトルと日付、編集局(切り抜いた場所)、裏に編集後記を記載し、記事を寄せ集めてオリジナルの新聞を完成させる。

 考案者は、観光家やコモンズ・デザイナー、社会実験者として活動する陸奥賢さん。「喫茶店でおじさんが新聞で盛り上がっている姿や、リサイクルショップで売られていたスクラップ帳に『なんでこの記事を切り取ったの?』という記事が貼られていたのを見たのがきっかけで思い付いた。誰が何に興味持つかは人それぞれ。みんなの気になった内容を共有できたら面白いと思った」と話す。

 当日は23人が参加し、3~4人編成のグループに分かれた。30代の女性は「自分が気付かなかった記事に興味を持つ人がいるなど、いろんな視点があり楽しかった。また、地方紙に触れ、ヤギの餌のために稲わらを求める広告があり、東京の新聞では想像もつかない内容が載っているのは驚きだった」と笑う。

 「陸奥さんからまわしよみ新聞の話を聞いていて、いつか参加したいと思っていた。漫画や写真など、ビジュアルに注目して新聞を読む人がいて、自分とは異なる読み方の発見があった」と感想を漏らしたのは20代男性。

 今後について、陸奥さんは「まわしよみ新聞は『いつでも、どこでも、だれでもできる』が合言葉。私が普段行う内容をアレンジして取り入れている人はたくさんいる。今回のようなメディア遊びで、まわしよみ新聞編集長を育てていければ」とほほ笑む。

 イベントの最後には、睦さんから参加者にまわしよみ新聞実行委員会名義の公式「修了証」が贈呈された。

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