大崎駅西口の「大崎 Think Park Arena フットサルコート」(品川区大崎2、TEL 03-5435-2151)で3月29日、スポーツイベント「エブリスポ! フェスタ!」が開催された。主催は電通国際情報サービス オープンイノベーション研究所。共催は大崎駅西口商店会とスポーツクラブNAS。
同イベントでは、今月2日から22日まで行われたウエアラブルデバイスとSNSの連動スポーツイベント「エブリスポ!」の表彰式も行われた。
参加者は品川区内の住民やビジネスパーソン60人。5つのチームに分かれ、ウエアラブルデバイスやフェイスブックを使い、日々の運動量を計測。運動を意識することによって、歩行数がどれくらい増えるかを実験検証した。
同研究所の森田浩史さんは「同じ街で暮らしていたり、同じビルで働いていたりしても、コミュニケーションは少ない。イベントを通じ、参加者同士の交流が深まっていく様子が見られてうれしい」と話す。
イベント開始第1週目の参加者の平均歩行数は7858歩だったが、第3週目には8237歩へ上昇。日本人の平均歩行数(男性=7099歩、女性=6249歩)を大きく上回る結果となった。
参加者からは「前からスポーツはよく行っていたが、期間中はさらに意識するようになった。昼休みに少し遠いところまでランチを食べに行った」「イベント開始前に病院を退院した。期間中は、リハビリも兼ねてよく歩くようにしていた」などの声が寄せられた。
表彰式後は、大崎のご当地キャラ「大崎一番太郎」や戸越銀座商店街の「戸越銀次郎」、PostPetの「モモ妹」、NAS KIDSの「アスロン」らが参加するキャラクターキックボーリング対決や記念撮影会が行われた。
「今後は品川区内の街対抗で、運動量を競い合ってみたい」と森田さん。「スポーツを通して、参加者の健康へのモチベーションが向上したという結果が出た。この取り組みで、大崎という街自体の魅力をアピールできたと思う」とも。