戸越公園駅近くの宮前商店街内の宮前花広場（品川区戸越4）で4月4日、「宮前商店街桜祭」が開催される。主催は同商店街。

会場の宮前花広場

　同祭りは今回が初開催。ブランド開発やウェブデザイン制作を手掛けるOWAN（同）社長の大塚崇雄（あつお）さんが企画した。

　開催のきっかけについて、大塚さんは「宮前商店街の活性化に向けて継続した取り組みをしようと考えた。行政も巻き込んで地域間交流を促すことができれば」と話す。

　さらに同イベントでは、新潟県南魚沼市・南魚沼郡へのアグリツーリズム促進を目指している。アグリツーリズムとは、農山漁村地域で自然や文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のこと。大塚さんが理事を務めるNPO法人「アースロア」は、湯沢町で主催する「農業・収穫体験」（小学生以上1,500円）の申し込みを募っている。5月～6月に畝（うね）づくりや苗植え、支柱立てを行い、7月以降に無農薬の季節野菜を収穫し調理する。

　「新潟の自然に触れ、子どもたちを中心に、さまざまな人が『地方で暮らす』ということを生活の選択肢に加えるきっかけになれば」と大塚さん。「品川区などの都心部の子どもたちは田畑が身近でない。農作物の成長を見ることで食育にもつながるはず」とも。

　そのほか、「餅つき大会」も行い先着500人につきたての餅を配布する。南魚沼の居住者による「新潟物産展」スペースやポップコーン、フランクフルトなどの出店も。

　今後については、「品川区と南魚沼が交流を深めながら、それぞれの地域でできることを模索していきたい」と大塚さん。「7月には品川区のサッカークラブと連携して、南魚沼でのスポーツ交流と農業体験ツアーを計画している」とも。

　開催時間は11時～16時。小雨決行。