中延商店街で9月17日、「第15回 中延ねぶた祭り」が開かれる。主催は中延商店街復興組合(東中延2、TEL 03-3786-0201)。協賛は昭和通り商店会、中延中央復興会。
「ねぶた祭」は青森地方の夏祭りで、大型の張りぼて人形「ねぶた」を乗せた山車が往来を行進する。青森県内では「青森ねぶた祭」と「弘前ねぷたまつり」が特に有名で、地域によって「ねぶた」「ねぷた」と呼称が異なる。
今年で15回目を迎える同祭は、地元商店街と青森県黒石市の観光大使らを中心としたグループによる共催。2010~2012年は、東日本大震災の復興支援として3年連続で行い、2014年からは隔年に戻して「よさこい祭り」と交互に開催している。
中延商店街振興組合の萬行愛子さんは「回を重ねるごとに参加者が増えてきて、祭りが成長してきているのを感じる」と話す。
今年はねぶた6基と全10団体が参加する。「黒石市小型ねぷた」を先頭に、昭和通り商店会から中延商店街へ向かう。当日は踊り手の「跳人(はねと)」として、飛び入り参加が可能。
昼には「飲食店フェア」を開催する。青森県黒石市の「黒石つゆ焼きそば」を販売するほか、中延商店街の11店が屋台販売を実施。「日本そば あけの蕎」(中延2)では串カツ(120円)や生ビール(300円)などを販売し、「サンワ水産」(中延3)ではタイムサービスですしを半額で提供する。
中延商店街と昭和通り商店街では、延山小学校の金管バンドの演奏や中延小学校の花がさ踊り、二木組の太鼓演奏、ベリーダンスなども行う。
開催2日前の15日までは、クラウドファンディングを実施する。萬行さんは「木材や運搬費の高騰から予算を超える費用が必要になった。祭りを次の子どもたちの世代につないでいくためにも、ぜひご支援を」と呼び掛ける。
開催時間は、昼のイベント=12時~16時(売り切れ次第終了)、ねぶた行列=17時~20時。