京浜急行電鉄(港区)は11月19日、京急線のダイヤを改正する。
平日ダイヤでは、「ウィング号 」の時間帯を拡大する。「ウィング号」は、平日の夕方ラッシュ時に着席整理券「Wing Ticket」を発行し、安心して座れるサービスを提供する特別列車。1992年4月16日にサービスを開始した。
今回の改正では、ウィング号21時5分発の8号を21時17分、21時25分発の9号を21時47分、21時45分発の10号を22時17分、22時5分発の11号を23時に変更し、深夜帯の着席サービスを向上する。併せて、下り方面の都営線からの電車を一部品川駅で後部に4両編成を増結することで、平日ラッシュ時の混雑緩和を図る。また、乗り換えの利便性を向上するため、品川駅発の快特21本のうち3本を特急に変更する。
土休日ダイヤでは混雑の平準化を目指す。午前時間帯の上り快特泉岳寺行き4本において、金沢文庫駅で後部4両を増結し、12両編成で運転。さらに、金沢文庫駅発の上り都営線方面直通、および品川行き特急電車の増結パターンを見直す。
京急電鉄広報課の中野範親さんは「お客さまの利用状況を調査し、今回の改正に至った。快適に帰宅できる列車を増やすことで、住みやすい沿線づくりをしていきたい」と話す。
ウィング号のチケット料金は300円。京急線品川駅のWing Ticket発売機で、利用日の当日発車3分前まで購入可能。