劇団「発起塾」(大阪市)は10月25日、六行会ホール(品川区北品川2)でミュージカル「みんなの人生(みんなのうた)」の公演を行う。
同劇団は、50歳以上の劇団員で構成される中高年ミュージカル劇団。中には77歳で入団し、現在80歳の劇団員も在籍しているという。元々はエンターテインメントを取り入れた法話をする寺小屋で、腰痛体操のつもりで取り入れたダンスがきっかけとなり、1999年に大阪で設立。現在団員は、全国で200人在籍する。
同公演は、劇団員の「思い出の曲にまつわるエピソード」と、観客のアンケートを紹介するMCコーナで構成され、2006年に京都で初公演を果たした。今回は、女子バレーボール部員を演じる「回転レシーブ」、のど自慢大会からスターになる「みかん箱の上のスター」、高校のコーラス部を演じる「ロミオとジュリエット」の3作品を披露する。
同劇団制作部の宮崎紀代子さんは「発起塾は50~100歳の素人ミュージカル劇団。ダンスも歌も芝居も下手だが、一度見れば劇団員の必死さや楽しさに感動していただけると思っている。努力し演技する姿を見にきていただきたい」と話す。
公演は18時30分~20時。問い合わせは、同劇団チケット予約係(TEL 0120-86-2615)まで。