コンセプトショップ「GOOD NEWS TOKYO(グッドニューストーキョー)」(港区高輪3、TEL 03-5424-6200)が品川駅構内のエキュート品川1階にオープンして1カ月がたった。経営は食をテーマに社会課題の解決を目指すGOOD NEWS(栃木県)、運営はサマンサグローバルブランディング&リサーチインスティチュート(港区三田1)。
今年7月に栃木県・那須にオープンした、持続可能なまちづくりをプロデュースする複合施設「GOOD NEWS」の東京1号店。「NEWS」は東西南北の頭文字から取り、全国から生産者が思いを込めて作った商品を集めたことに由来する。店舗面積は約20坪。
サマンサグローバル担当者の丸山恭平さんは「牛乳からバターは数%しか取れず、残りは無脂肪乳になり、脱脂粉乳として安価に売られてしまう。こういった生産の背景から、無脂肪乳を活用したいという酪農家の思いに賛同している。ただ販売するだけではなく、商品が完成するまでの過程を、旅行や帰省などの利用者が多い品川駅から届けたい」と話す。
販売商品は、無脂肪乳を使った菓子「バターのいとこ(ミルク味、チョコ味)」(3枚=972円)、「バターのいとこ GOLDEN BOX」(12枚=3,564円)、「いとこのラスク(バターシュガー・チョコ)」(756円)、チーズの製造過程で出る乳清を使った新商品「BROWN CHEESE BROTHER(ブラウンチーズブラザー)(プレーン、チョコ)」(3個=972円)、「BROTHER BOX」(10個=3,240円)、揚げずに焼いたカレーパン「コナとスパイス(辛メ、甘メ)」(5個=2,160円)をそろえる。
店頭には、「バターのいとこ」の自動販売機「NO SLEEP SHOP(ノースリープショップ)」を設置する。利用客のさまざまな生活スタイルに合わせ、店の営業時間外でも購入できるように導入したという。
「自宅で待つ家族に、どの味がいいか電話で聞きながら商品を選ぶ来店客の姿もあった」と丸山さん。「初めて導入した自動販売機の認知を高め、来店客には生産の背景や酪農家の思いを伝えたい」と意気込む。
営業時間は10時~20時。自動販売機の利用時間は、電車の運行時間に準じる。