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田町に韓国料理店「キムパプヤ」 佐賀から移転、ウニやマグロのキンパを提供

「KIMBAPYA」社長の鄭致恩さん

「KIMBAPYA」社長の鄭致恩さん

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 テイクアウトとデリバリー専門の韓国料理店「KIMBAPYA(キムパプヤ)」(港区芝5、TEL 070-3963-7113)が慶応仲通り商店街エリアのグルメビル「GEMS(ジェムズ)田町」2階にオープンして1カ月たった。運営は「JSFAMILY(ジェイエスファミリー)」(同)。

「KIMBAPYA」が入る「GEMS(ジェムズ)田町」外観

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 2023年までの約2年間、佐賀県吉野ヶ里で飲食店として営業していた同店は、同ビル2階で複数の飲食事業者が入居するクラウドキッチン「DELI STATION X(デリステーションクロス)田町」内へ移転。テイクアウトとデリバリー専門店に業態変更した。フロア面積は約35坪。

 店名は、韓国語で「KIM(キム)」はのり、「BAP(パプ)」はご飯、「YA(ヤ)」は日本語の「屋」から名付けた。ごま油や塩などを混ぜ込んだご飯と具材をのりで巻いた韓国風のり巻き「キンパ」をメインに提供する。

 社長の鄭致恩(ジョン・チオン)さんは東京進出を決意した経緯について、「佐賀を本店にいろいろな場所でフランチャイズ事業を展開したかったが、満足できる売り上げには届かず撤退した。東京を本店に、店を増やしていきたい」と話す。「当店のキンパは、一般的な物よりも海鮮物を多く使っているため、出店場所は豊洲市場に近い田町を選んだ」とも。

 メニューは、キンパをはじめ、「丼」を意味する「カップパプ」などを用意。同店のキンパは千切りした具材を味付けし、たくあんではなくビーツ(ウズマキダイコン)を使う。ニンジン、卵、キュウリ、ゴボウ、ビーツを具材にした「オリジナルキンパ」(799円)、「ツナたっぷりマヨキンパ」(950円)、「プルコギたっぷりキンパ」(980円)、「チーズキンパ」「甘辛豚炒めキンパ」(以上880円)、ご飯の代わりに卵焼きで巻いた「キトキンパ」(980円)などを用意する。

 海鮮を使ったキンパも販売する。ウニ、ウナギ、本マグロを使った3~4人前のオードブルキンパ「皇帝キンパ」(ウニ50グラム=1万4,900円、ウニ100グラム=1万9,900円)、「ウニたくさんキンパ」(1本=4,980円)、「ウナギいっぱいキンパ」(1本=3,980円)、「リアル本マグロキンパ」(1本=2,980円)。

 カップパプのラインアップは、一番人気という「プルコギカップパプ」(990円)ほか、「タッカルビカップパプ」(950円)、「豚カルビカップパプ」「豚炒めカップパプ」(以上890円)、「イカ炒めカップパプ」(1,050円)など。

 このほか、「スンドゥブチゲ」「ユッケジャン」(以上1,080円)、「トッポギ」(850円)などを用意する。

 鄭さんは「店の周辺には弁当を卸せる会社が多く、今後は1日200~300食の弁当を宅配できれば。売り上げが安定したら、山手線の南エリアの田町以外で、東・西・北の各エリアでそれぞれ店舗を出したい」と意気込む。

 営業時間は、11時~14時、17時~20時。水曜定休。

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