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品川・港南に「カフェ&バーととのう」 医師の姉と薬剤師の弟が弁当を監修

「cafe & barととのう」店長の河野雅也さん

「cafe & barととのう」店長の河野雅也さん

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 「cafe & barととのう」(港区港南1)が6月3日、品川駅港南口近くのコワーキングスペース・シェアオフィス「リブポート品川」内にオープンした。運営はAgathon(アガトン、同)。

「cafe & barととのう」注文カウンター

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 店長の河野雅也さんは薬学部卒で、薬剤師の資格を持つ。同ビル1階の病院で医師として働く姉と共に、提供メニューの栄養面を監修する。店舗面積は約60坪。席数は約50席。リブポート品川の会員に限らず利用できる。

 ぜんそくが薬で治ったことをきっかけに薬学部に進んだという河野さんだが、大学時代のインターン先で労働の辛さを感じている人が多いと気付き、人事のコンサルティング会社に入社。2年前にコンサルタントとして独立した。オープンの経緯について「今後を考える中で姉から、リブポート品川内の飲食テナントが空いているから、一緒に飲食店を始めてみないかと誘われたのがきっかけ」と話す。2人の経歴を生かし、「心と体の健康をととのえる」を店のコンセプトにしたという。

 弁当は7種類前後をそろえ、「蒸し鶏弁当」「週替わりチキン弁当」「焼き魚弁当」(以上980円)、サラダボウル(レギュラーサイズ=1,200円、スモールサイズ=660円)、「週替わりスタミナボウル」(890円)、米やおかずの量を抑えた「腹6分目弁当」(680円)などを提供する。河野さんは「使う原材料に栄養素がどれくらい含まれているかなど、バランスを細かく計算している。おいしさと両立させるために、例えばいぶりがっこのポテトサラダなど、居酒屋メニュー風の味付けも取り入れている」と話す。

 カフェメニューは、エビアボカドサンド(660円)、タマゴサンド(530円)、「ご褒美ワッフル」(650円)、「フローズンティラミス」(500円)を用意。ドリンクは、ミルクカフェオレ(580円)や「本日のととのう紅茶」(480円)、自家製レモネード(500円)、週替わりで豆を仕入れる「スペシャルティコーヒー」(530円)、フィンランド産のオーツミルクを使ったオーツミルクカフェオレ(660円)などをそろえる。

 「今後はケータリングやデリバリーを展開するほか、当店の場所を活用してイベントを開催したり子ども食堂を開いたりできれば」と河野さん。「長続きしてほしいとお客さんに思ってもらえるような店に育てていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~17時。土曜・日曜・祝日定休。7月からは19時までのバー営業を、8月からは8時からのモーニング営業を、それぞれ予定する。

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