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しながわ水族館で「へんしんっ!展」 生き物の生態の変化に着目、脱皮殻も

「へんしんっ!」展の様子

「へんしんっ!」展の様子

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 春の特別展「へんしんっ!展~いきものたちの能力!~」が3月22日、しながわ水族館(品川区勝島2、TEL 03-3762-3433)で始まった。

脱皮殻の展示

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 同展は、生き物が成長する過程における形や模様、大きさなどの変化に焦点を当て、約10種類の生き物を展示。イラスト付きのパネルで解説する。開催場所は、メイン会場の地下1階クマノミルームほか、館内各所。

 飼育スタッフの今井俊宏さんは「常設展では生き物の生息地や食性などの解説が主なので、今回はあまり知られていない生態の変化をテーマにした。子どもをはじめ、多くの来館者に興味を持ってもらえるように、展示名を『へんしんっ!展』とした」と話す。

 館内では、スベスベマンジュウガニやアオダイショウ、セミエビの仲間などの脱皮殻を展示する。「脱皮殻は、生き物たちの脱皮を見守ってから、残された脱皮殻が崩れないように丁寧に採集した。元の形を保った状態にして乾燥させるなど、時間をかけて取り組んだ」と今井さん。

 クリオネが触手を頭部から展開して捕食する場面や、アカザエビの脱皮など、生き物が「へんしんっ!」する瞬間の映像も上映するほか、子ども用の大きさに仕立てた飼育スタッフの作業用ジャケットを着て撮影できるフォトスポットを設ける。

 期間限定のドリンクとグッズも用意。「ドルフィンカフェ」では、レモンや蜂蜜、砂糖を漬け込んだシロップを注ぐと、ドリンクの色が紫から赤に変わる「バタフライピーレモンスカッシュ」(690円)を提供する。「マリンショップ シガール」では、ぬいぐるみ(カエル=880円、オタマジャクシ=858円)や、クラゲの幼生をかたどったキーチェーン「エフィラ キーチェーン」(1,650円)などを販売する。

 今井さんは「さまざまな生き物たちの『へんしんっ!』を見て、学んで、たくさん驚いてもらえたら。当企画展が、より多くの方々に生き物たちへの興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 開催時間は10時~17時。同水族館の入館料(大人)は1,350円。5月12日まで。

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