
鉄道グッズ専門店「BLUE BULLET(ブルー バレット)」(港区港南2)が4月16日、JR品川駅の新幹線北口改札内にオープンした。経営はJR東海リテイリング・プラス(愛知県)。
同社初の常設鉄道グッズ専門店。「三省堂書店」のテナント跡を使う。店内には、1999(平成11)年にラストランを迎えた新幹線0系電車の連結器カバーなど、かつて車両に使われていたヘッドマークや行き先表示板などを展示する。店舗面積は約5.7坪。
開店の経緯について、同社の営業本部副本部長の入山良二さんは「鉄道グッズの売り上げが昨年の約2倍に伸びている。当社はオンラインのグッズ販売がメインだったが、実際に手に取って商品を選びたいというお客さまのニーズに応え、店を立ち上げた」と話す。
鉄道グッズを100種類以上そろえる。商品は、東海道新幹線のグリーン車で配られているオリジナルおしぼり(50本入り、1,700円)や「座席モケット柄ネックピロー」(5,600円)、「名松線キハ11系300番台 3連アクリルキーホルダー」(990円)、「キハ85系カーテン柄フェイスタオル」(1,980円)など。そのほか、弁当箱や水筒、コップなど子ども向け商品、キャラクターとのコラボグッズなども販売する。
接客は、新幹線内で乗客のサポートをする車内アテンダント「新幹線パーサー」が担当する。「新幹線パーサーとはグリーン車でしか接する機会がないため、皆さんがパーサーの接客を体験できる場所を作りたかった」と入山さん。
店長の大野聡司さんは「鉄道ファンのみならず、幅広い層に足を運んでもらえるようグッズを選定している。分からないことがあったら、新幹線パーサーに声をかけてほしい」とほほ笑む。入山さんは「当店はアンテナショップの役割も兼ねている。グッズの売れ行きを見たり、お客さまの声を聞いたりして、今後の商品開発にも役立てていきたい」と話す。
営業時間は9時50分~15時35分。火曜定休。