グランドプリンスホテル高輪(港区高輪3)は12月23日・24日、クリスマスイルミネーションとともにルドルフの氷彫刻を展示する。
ルドルフは、1963年に誕生した米国の人形アニメーションに登場するトナカイ。仲間と違った赤い鼻のルドルフが、さまざまな出会いを通じて「人と違うって素敵なこと」に気付くクリスマスを舞台にした物語で、日本では「赤鼻のトナカイ」のクリスマスソングで親しまれている。
同23日の氷彫刻は、ルドルフらトナカイが引くソリに乗って空を飛ぶサンタクロースを再現。大きさは、幅約7メートル、高さ約3メートル。翌24日は、ルドルフと登場人物たちを展示する。135キログラムの氷柱を両彫刻合わせて80本を使用し、1カ月かけて完成させたという。展示場所は、2万平方メートルの庭園に約10万球のLEDを用いたイルミネーションガーデン。
氷の彫刻を制作作したのは、グランドプリンス高輪宴会調理部リーダーの小坂芳史さん。彫刻でスイス国際大会優勝やアラスカ世界大会3位などの経歴を持つ小坂さんは「クリスマスの氷彫刻は30年以上続く恒例のイベント。できるだけ長時間溶けないよう、構造やデザインを工夫した。ご家族やカップなど、多くの人に見に来てほしい」と話す。
同ホテルでは、ルドルフをテーマにした宿泊プラン「Stay with ルドルフII」やビュッフェ形式のレストランディナーも企画。絵本やDVD、ぬいぐるみ、マグカップなどを販売するグッズショップも展開する。
彫刻の展示は両日とも17時~23時。企画・ショップ展開は今月25日まで。